未成年の子どもがオンラインゲームで、成人と偽って年齢入力したため、未成年者で設定される機能制限がかからず、多数のアイテムなどを高額購入していたことが分かりました。取り消すことはできるでしょうか。
解説
オンラインゲームは、携帯電話やスマートフォンで参加登録ができるため、事業者とプレーヤー(消費者)が、顔の見えない状態で契約することになります。
登録時の年齢によってアイテムなどの課金上限を設けるなど、使いすぎを防ぐ仕組みを講じている事業者もありますが、未成年の子どもが軽い気持ちで年齢を偽って入力した結果、その仕組みが機能せず、トラブルになるケースもみられます。
未成年者が法定代理人(親権者または後見人)の同意を得ないで行った契約の申し込みは、電子契約の申し込みであっても、原則として取り消すことができます。しかし、未成年者が成年であると偽って申し込みを行った場合は、取り消しが認められないとされています。
このため、事業者に取り消しを申し出たとしても、事実関係の証明が難しいことや、すでにゲームを遊んだ後であることなどから、返金されるとは限りません。
子どもにオンラインゲームを利用させる場合、その仕組みや内容を子どもと共に確認し、使い方についても十分に親子で話し合い、取り決めを作っておきましょう。特に料金体系や決済方法等について、親は常に確認しておく必要があると言えます。
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