医療機関で実施するもの
ロタウイルスワクチン
ロタウイルスの感染により起こるロタウイルス胃腸炎を予防するワクチンです。
1)接種対象児
5価ワクチン(ロタテック):生後1か月半から約7か月半までのお子さん
1価ワクチン(ロタリックス):生後1か月半から約5か月半までのお子さん
※どちらのワクチンも、1回目の接種は14週6日(約3か月)までに受けてください。
2)接種回数
5価ワクチン(ロタテック):3回(2回目、3回目は、その前の接種から27日以上あける)
1価ワクチン(ロタリックス):2回(2回目の接種は、1回目から27日以上あける)
3)方法:経口接種
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルスの感染により起こるB型肝炎を予防するワクチンです。
1)接種対象児 :生後2か月から12か月までのお子さん
2)接種回数:3回(2回目は、1回目の接種から27日以上あける。3回目は、1回目の接種から139日以上あける。)
3)方法:皮下注射
ヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチン
ヒブ(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)による細菌性髄膜炎、肺炎球菌による重い肺炎の発症や重症化を予防するワクチンです。
ヒブや肺炎球菌による感染症は、免疫機能が未発達である乳幼児にかかりやすく、5歳位までは注意が必要です。
規定の回数を接種することで、高い免疫効果を獲得できるワクチンと言われていますが、予防接種の効果や副反応を十分に理解し、必要性を判断した上でお受けください。
1)接種対象児
生後2か月から5歳未満のお子さん
2) ヒブワクチンの接種回数(標準的な接種スケジュール)
初回の接種日年齢 |
2回目 |
3回目 |
4回目(追加) |
生後2か月~7か月未満 |
1回目終了後、
27~56日の間隔をあけて接種 |
2回目終了後、
27~56日の間隔をあけて接種 |
3回目終了後、
7カ月以上 |
生後7か月~12か月未満 |
1回目終了後、
27~56日の間隔をあけて接種 |
2回目終了後、
7カ月以上の間隔をあけて接種
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※3回で終了 |
生後12か月~5歳未満 |
※1回で終了
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3) 小児肺炎球菌ワクチンの接種回数(標準的な接種スケジュール)
初回の接種日年齢 |
2回目 |
3回目 |
4回目(追加) |
生後2か月~7か月未満 |
1回目終了後、
27日以上あけて接種
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2回目終了後、
27日以上あけて接種
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60日以上の間
隔をあけて接種
(生後12~15か月)
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生後7か月~12か月未満
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1回目終了後、
27日以上あけて接種
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2回目から60日以上
あけて接種
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※3回で終了
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生後12か月~2歳未満 |
1回目終了後、
60日以上あけて接種
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※2回で終了 |
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2歳~5歳未満
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※1回で終了
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4種混合(ジフテリア・破傷風・百日せき・不活化ポリオ)ワクチン
ジフテリア・破傷風・百日せき・急性灰白髄炎を予防します。
1)接種対象児
1期初回~生後2か月から90か月未満のお子さん
(標準的な接種期間は、生後2か月から12か月の間)
1期追加~生後90か月未満であり、1期初回(3回目)終了後、6カ月以上経過しているお子さん
(標準的な接種期間は、1期初回を3回終了後、1年から1年6カ月の間)
2)接種回数:1期初回~計3回(20日以上の間隔をあけて接種して下さい)
1期追加~計1回
3)方法:皮下注射
5種混合(ジフテリア・破傷風・百日せき・不活化ポリオ・ヒブ)ワクチン
ジフテリア、百日せき、破傷風、急性灰白髄炎、ヒブ(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)を予防します。
ヒブワクチンと4種混合を併せ持ったワクチンとなるため、ヒブワクチン+4種混合または5種混合のどちらかでの接種となります。
1)接種対象児
1期初回~生後2か月から90か月未満のお子さん
(標準的な接種期間は、生後2か月から12か月の間)
1期追加~生後90か月未満であり、1期初回(3回目)終了後、6カ月以上経過しているお子さん
(標準的な接種期間は、1期初回を3回終了後、1年から1年6カ月の間)
2)接種回数:1期初回~計3回(20日以上の間隔をあけて接種して下さい)
1期追加~計1回
3)方法:皮下または筋肉内注射
BCGワクチン
結核に対する免疫をつけ、結核を予防します。結核の免疫力はお母さんからもらうことができないので、赤ちゃんでも結核にかかる心配があります。また、免疫力が弱いため、重症化しやすく、ときには重い後遺症を残すことがあります。
1)接種対象児:生後12か月未満のお子さん
標準的な接種期間は生後5~8か月となっています。
2)接種回数:1回
3)方法:左腕に2か所、管針で経皮接種
麻しん・風しん混合(MR)ワクチン
麻しん(はしか)及び風しん(三日ばしか)を予防します。
1)接種対象児:第1期~生後12か月から24か月未満のお子さん
第2期~小学校入学の1年前から前日まで(幼稚園、保育園の年長児)のお子さん
2)接種回数:1回ずつ
3)方法:皮下注射
水痘(水ぼうそう)ワクチン
水痘・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルスの感染を予防します。
1)接種対象児:生後12か月から36か月まで
2)接種回数:2回
※1回目終了後、3か月以上の間隔をおいて2回目を接種します。
(標準接種期間は1回目終了後、6~12か月)
ただし、2回目の接種が3歳を過ぎる場合は、2回目を接種せず、1回のみで終了と
なります。
3)方法:皮下注射
日本脳炎ワクチン
日本脳炎ウイルスを持つ蚊に刺されてうつる感染症(日本脳炎)を予防します。
※北海道では、これまで40年以上日本脳炎の発症者はおらず、感染を媒介する蚊(コガタアカイエカ)も生息していないため、日本脳炎の予防接種は行っていませんでした。しかし、道民の方が道外や海外に行き来する機会も増えていることや、道内においてもわずかではありますが感染の可能性があることなどから、定期接種として実施することになりました。
1)接種対象者:第1期~3歳から7歳6か月まで
第2期~9歳以上13歳未満
2)接種回数:1期初回~計2回(6~28日の間隔)
1期追加~計1回(初回接種終了後6か月以上~おおむね1年の間隔)
2期~計1回(追加接種終了後6日以上、おおむね5年の間隔)
3)方法:皮下注射
◇特例措置について
北海道ではこれまで定期の予防接種としての扱いではなかったため、上記以外の年齢の方にも、接種が勧奨されます。
〈特例措置対象者〉
平成16年4月2日(年度末20歳)~平成19年4月1日(年度末17歳)
→20歳になるまでに4回接種
※接種を希望される方は問診票が必要になりますので、保健センターにご連絡ください。
二種混合ワクチン
乳幼児期の三種混合予防接種で得た免疫を強化します
1)接種対象児:小学校6年生
2)接種回数:1回
3)方法:皮下注射
子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を防ぎます。
1)接種対象者:小学校6年生となる年度の初日から高校1年生相当となる年度の末日までの間にある女子
2)接種回数:2価~3回(1月の間隔をおいて2回目、1回目から6月の間隔をおいて3回目)
4価~3回(2月の間隔をおいて2回目、1回目から6月の間隔をおいて3回目)
9価~15歳までに1回目を接種した場合、2回(6月の間隔をおいて2回目)
15歳以上で1回目を接種した場合、3回(2月の間隔をおいて2回目、
1回目から6月の間隔をおいて3回目)
3)方法:筋肉内注射
◇キャッチアップ接種について
積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方への接種機会が設けられています。
〈キャッチアップ接種対象者〉
平成9年4月2日(年度末27歳)~平成20年4月1日(年度末17歳)
※接種を希望される方は問診票が必要になりますので、保健センターにご連絡ください。
指定医療機関
医療機関名
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住所・電話番号
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接種日時
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あくつこどもクリニック
※BCGのみ前日までに予約
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岩見沢市10条西4丁目
(0126-33-8000)
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月、火、水、金
午前9時~11時30分
午後2時~5時30分
木、土
午前9時~11時30分 |
さとうキッズクリニック
※BCGのみ前日までに予約
(電話不可、直接窓口にて)
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岩見沢市大和1条9丁目
大和タウンプラザ
(0126-20-0310)
|
月
午前8時30分~11時30分
午後2時30分~6時
火、木、金
午前8時30分~11時30分
午後2時30分~7時
水・土
午前8時30分~12時 |
出口小児科医院
※BCGのみ前日までに予約
|
岩見沢市7条西5丁目
(0126-22-3570)
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月・火・水・金
午前8時30分~午後12時
午後1時30分~6時
木・土
午前8時30分~午後12時
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岩見沢市立総合病院
小児科外来
※BCGのみ前日までに予約
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岩見沢市9条西7丁目
(0126-22-1650)
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月
午後1時30分~3時30分
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月形町立病院
※日本脳炎、子宮頸がん
のみの実施
※接種予定日の1週間前
までに予約
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月形町1466番地1
(0126-53-2241)
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月~金
午前8時30分~11時30分
午後1時~3時
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*その他
・接種をする際は予診票に必要事項を記入し、母子手帳、健康保険証と一緒に医療機関に持参してください。
・希望する医療機関により、事前予約が必要な場合があります。ご注意ください。
・予診票がお手元にない方は保健センターまでご連絡ください。