中華人民共和国湖北省武漢市を中心に、昨年12月以降、新型コロナウイルス関連肺炎の発生が報告され、現在は、世界各国で確認されています。国内でも患者が増加しており、北海道内でも2月18日現在、複数の患者が報告されています。
月形町では関係機関と連携しながら、迅速で正確な情報提供及び感染拡大防止に努めてまいります。
【新型コロナウイルス感染症とは】
ウイルス性の風邪の一種です。症状としては「発熱」「のどの痛み」「1週間ぐらいの長引く咳」が多く、「強いだるさ(倦怠感)」を訴える方が多いことが特徴です。
感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5~6日)と言われています。
重症化すると肺炎となり、死亡例も確認されています。特にご高齢の方や基礎疾患のある方は重症化しやすい可能性がありますので、注意しましょう。
【どうやって感染するの】
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するかについては、現時点では 「飛沫感染」と 「接触感染」の2つが考えられます。
1)飛沫(ひまつ)感染
感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込むことで感染します。
*主な感染場所は学校や職場、会合、満員電車など人が多く集まる場所です。
2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえるなどした場合、その手で周囲に触れるとウイルスが付着します。別の人がその物に触れたときにウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることで粘膜から感染します。
*主な感染場所は電車やバスのつり革、みんなが触るドアノブ、スイッチなど
【日常生活で気を付けること】
感染拡大を防止するためには「手洗いの徹底」や「咳エチケット」などのインフルエンザなどでも用いる基本的な感染症対策に努めることが大切です。
また厚生労働省等が発信する正確な情報に基づき、行動しましょう。
1)手洗いの徹底
外出先でドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事の前などにはこまめに石鹸などで手を洗いましょう。
2)咳エチケット
咳などの症状がある方はマスク、マスクがないときはティッシュやハンカチなどで口や鼻をおおいましょう。
咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったものにウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他の方に病気をうつす可能性がありますので、人の集まるところ(特に電車や職場、学校、会合など)では意識して咳エチケットを行いましょう。
通常の肺炎と同様に、高齢者や持病のある方はできるだけ、人混みの多い場所を避けるなどより一層注意してください。
発熱等の風邪症状がみられるときは、学校や職場を休み、外出を控えましょう。
【症状が続くときは】
次のような症状が続く場合は以下にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
*高齢の方や持病のある方は、上記の状態が2日程度続く場合、ご相談ください。
*妊婦の方については、念のため重症化しやすい方と同様に早めにご相談ください。
相談先
空知総合振興局保健環境部保健行政室(岩見沢保健所)健康推進課健康支援係
電話 (0126)20-0122
【参考資料】~クリックすると厚生労働省のHPへつながります~
・手洗いについて
・咳エチケットについて
*その他、ご自身の症状に不安がある場合などは、保健福祉課保健係にご相談くださ
い。