R1.06
6/20

6「さけ稚魚放流会」を開催 4月17日、月形町と「花の里つきがたの水と緑を愛する会(鳥潟真二会長)」共催による「さけ稚魚放流会」が行われました。 放流会では、花の里こども園の園児や月形小学校の児童のほか、月形緑苑の利用者やちらいおつ遊び塾の園児など約110人が、石狩川水系の須部都川にサケの稚魚を放流しました。 この日放流されたのは、昨年の12月17日に月形町が一般社団法人日本海さけ・ます増殖事業協会の千歳採卵場より受精直後の卵(または発はつがん眼卵らん)800粒を受領し、花の里こども園など4施設で飼育、体長約5㌢まで成長させた稚魚と、本年4月15日に同協会の京極ふ化場より受領した700尾の稚魚で、合計約1200尾の稚魚が放流されました。特集特集 サケが戻る日サケが戻る日 私たちが普段なにげなく使っている水、私たちの生活に欠かせない水、その命の源とも呼べる水を運ぶ川。 今月号の特集は、先日行われた「さけ稚魚放流会」から私たちの身近にある川を取り巻く環境について考えます。 放流会に参加した子どもたちは、「わたしたちの川に大きくなって戻ってきてね」と笑顔で声をかけ、自分たちが育てた稚魚たちの旅立ちを見送りました。 この放流会は、平成20年から開催され、今年で12回目を迎えました。 なぜサケの稚魚を放流する のか? 皆さんは、なぜ、サケの稚魚を放流するのか考えたことがありますか。サケの稚魚を放流する目的とはなんでしょう。 放流された稚魚は、春の雪解けとともに降海し、日本沿岸部で1〜3カ月程度過ごし、生育後、オホーツク海から北太平洋に1年程度かけ成長しながら移動します。その後、ベーリング海とアラスカ海を行き来しながら3〜4年程度回遊し、成熟魚は産卵のために日本の生まれた川に9月から12月頃に戻り、産卵し、その生涯を閉じるといわれています。 町内では、放流会以外にも川にサケが戻って来られるように多くの取り組みが行われています。放流会と併せて、次のような活動が行われている意味を考えてみましょう。▲12回目を迎えた稚魚の放流会〜川と共に生きるとは〜〜川と共に生きるとは〜

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です